ページ小分け主義

最近PC関係やIT関係のニュースを見ると、ページを小分けにしている記事が多くなっています。確かに長大な文章は途中でページを改めた方がいいと思いますが、最近ではたいして長くない文章を無闇に改ページしている記事も多く見られます。

こういう記事ではほとんど2ページ目以降のページを読まなくなっていることに気づきました。特に1ページの文章が1画面あるかないかという分量で、後続ページが5ページもあるような記事だとまず読みません。掴みの部分が短いために面白いかどうか判断がつかず、後続ページをクリックして読むほど興味が持てないのでその時点でやめてしまうわけです。

おそらくこのような行動を取っている読者は少なくないはずです。それでいながらページを小分けする風潮は却ってひどくなっているようなので、こういったサイトでは記事がきちんと読まれることとビジネス上の利益の間に何の関係もないのでしょう。

読者が読まないページが利益を生み出すのだとしたら、実に面白い経済が成立していると言わざるを得ません。